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クマが明るくならないのはなぜ? 茶クマ・青クマ・黒クマの見分け方

クマはひとつではありません。色素型(茶クマ)、血管型(青クマ)、構造型(黒クマ)で、ケアの道すじは変わります。ブライトニングケアで変わらないなら、別のタイプかもしれません。見分け方と、薄い目もとの守り方。

クマはひとつではありません。色素型(メラニンによる茶クマ)、血管型(薄い皮膚から血管が透ける青クマ)、構造型(へこみが落とす影の黒クマ)に分かれ、タイプごとに向き合い方が変わります。多くの人はクマを「明るくするケアの問題」として扱います。何かを塗って、色が抜けるのを待つ。けれどそのまま変わらない、という人が少なくありません。「疲れてる?」と言われることはあっても、何が肌を暗く見せているのかまでは、なかなか語られません。明るくするケアがどうも効いた気がしないなら、あなたのクマは色素型ではなく、血管型か構造型かもしれません。目もとの皮膚は顔でいちばん薄い場所です。強いブライトニング成分や酸(ビタミンC、AHA、BHA)に手を伸ばす前に、自分がどのタイプかを知っておくと、ずいぶん違います。

アイボリーの表面をやわらかな影が横切り、やがて晴れていくごく接近したマクロ写真(人物なし、製品なし)

クマにはどんなタイプがあるの?

暗さの根っこは、それぞれ違います。色素型は目もとの皮膚にメラニンが増えることで起こり、茶色っぽく、くすんで見えます。血管型は皮膚が薄いために、その下の血管や滞った血液が透けて見えるもので、青っぽく、または紫がかって見えます。構造型は目の下のへこみやティアトラフ(目の下の溝)によるもので、暗さの正体は色ではなく影です(Roh & Chung, 2009; Freitag & Cestari, 2007)。そして多くの場合、ひとつの顔で2つ、3つのタイプが重なっています。

あなたのクマはどのタイプ?

かんたんな確認が役に立ちます。目の下の皮膚を、やさしく横に引き伸ばしてみてください。色がそのまま残るなら色素型寄り、薄くなるなら血管型かもしれません。光を上から下へ動かしたときに暗さが大きく変わったり、横になると薄くなったりするなら、それは構造型が落とす影です。診断ではありませんが、進む方向を教えてくれます。

明るくするケアだけでは変わらないのはなぜ?

色素型なら、紫外線対策とおだやかなブライトニング成分が助けになります。けれど血管型に同じケアを重ねても、血管が透けている理由そのものは変わらないので、色はほとんど動きません。構造型はボリュームが失われて生まれる影なので、塗るケアにできることには限りがあり、施術の領域になります(Roh & Chung, 2009)。タイプを知らないままブライトニングを繰り返すと、薄くなるより先に、薄い皮膚に刺激だけが積み重なりがちです。

目もとは、なぜやさしくケアするの?

目の下の皮膚は顔でいちばん薄く、反応しやすい場所です。強いブライトニング成分や酸(ビタミンC、AHA、BHA)を強引に押し込むと、薄くなるより先に、刺激や色素沈着のほうがやってくることがあります。タイプがわかったら、紫外線を防ぎ、薄いバリア機能を守り、必要なぶんだけ使う。薄い皮膚を助ける鎮静・バリア系の成分についてはパンテノールとナイアシンアミドでお話ししています。

影が晴れ、キメが均一に明るんでいくアイボリーの表面のごく接近したマクロ写真(人物なし、製品なし)

色を消しにいく? それともタイプを読む?

クマを強く攻めるほど、薄い目もとは疲れていきます。何が暗さをつくっているのかを知れば、いらない刺激を引き算できます。目もとの皮膚には、その場所なりのキメがあります。そのキメを保ったまま、必要なぶんだけ触れること。私たちは、肌を変えるのではありません。目を覚まさせるのです。

今日からできる一歩は?

新しいアイテムに手を伸ばす前に、まず自分のタイプに名前をつけること。その順番が、薄い皮膚をいちばん守ってくれます。今日は、このあたりから始めてみてください。

  • 目の下をやさしく引き伸ばして、色が残るか薄くなるかを見る。色素型か血管型かの目安になります。
  • 色素型なら、まず日中の紫外線対策から。おだやかな成分で、ゆっくり整えていく。
  • 血管型や構造型なら、強いブライトニングを重ねるより、薄い皮膚を守ることを優先し、必要なら専門家に相談する。
  • どのタイプでも、目もとに強い酸(ビタミンC、AHA、BHA)を無理に押し込まない。肌の反応を基準にする。

よくある質問

クマには本当にタイプがあるのですか?
はい。大きく分けて色素型(メラニン)、血管型(血管が透ける)、構造型(影)があり、重なっていることもよくあります。タイプによって向き合い方が変わります(Roh & Chung, 2009)。
ブライトニングケアをしてもクマが変わりません。なぜですか?
色素型ではなく、血管型や構造型なのかもしれません。その場合は明るくすること以上に、薄い皮膚を守ることと、タイプに合わせることが大切になります。
目の下にビタミンCやレチノールを使ってもいいですか?
目もとは皮膚が薄く反応しやすいので、濃度は低く、ペースはゆっくり、刺激を見ながら進めてください。赤くなったりピリついたりしたら、いったん休みます。
睡眠不足でクマは濃くなりますか?
睡眠不足やむくみは、血管型のクマを目立たせることがあります。ただ、もともとのタイプが変わるわけではないので、生活面のケアとタイプに合ったケアを両輪で。

参考文献

  1. Roh MR, Chung KY. (2009). "Infraorbital dark circles: definition, causes, and treatment options." Dermatologic Surgery, 35(8), 1163–1171.
  2. Freitag FM, Cestari TF. (2007). "What causes dark circles under the eyes?" Journal of Cosmetic Dermatology, 6(3), 211–215.

この記事は一般的な情報提供を目的としており、医学的な診断・治療に代わるものではありません。

Naeun Kim

Naeun Kim

創業者・韓国MFDS認定 オーダーメイド化粧品調製管理士

始まりは、選ぶ成分を間違えて自分の肌を崩してしまったことでした。そこから肌が落ち着いていく過程で学んだことをもとに、肌バリアのケアを中心に据えて、自分の手で調製し、設計しています。足りないものを埋めて別の肌にするのではなく、あなたなりの最適点で、肌がもともと持つ働きを目覚めさせる一本をつくります。

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