シワ・ハリ
20代の目もとの小じわ、なぜもうできる?
20代でも目もとに小じわがあらわれるのは、目のまわりの皮ふが顔でいちばん薄く、表情でたたまれ、紫外線と乾燥に真っ先に反応するから。まだあさいうちなら、深くなる速度をゆるめられます。
20代ですでに目もとの小じわが見えるとしたら、それは目のまわりの皮ふが顔のなかでいちばん薄く、表情・乾燥・紫外線に真っ先に反応する場所だからです。目のまわりの皮ふは顔のなかでもっとも薄く(Chopra et al., 2015)、目を開け閉めするたびにたたまれ、皮脂腺が少ないために乾燥しやすいと言われています。20代の小じわは多くの場合、深いシワではなく、乾燥と表情によるあさい線。だから今ケアすることで、進み方をゆるめられます。大切なのは強い成分を急ぐことではなく、毎日紫外線をふせぐこと、目もとをしっかりうるおすこと、そしてこすらないことです。
笑ったときだけに出ていた線が、無表情のときにも見えはじめる。その瞬間、少し落ち着かない気持ちになります。
目もとの小じわは、なぜ先にあらわれるのですか?
目もとは、シワがいちばん先にあらわれる場所です。目もとの皮ふは、顔のなかでもっとも薄い皮ふです(Chopra et al., 2015)。まばたきや笑顔で、一日に数えきれないほどたたまれ、皮脂腺が少ないぶん皮脂膜も薄いと言われています。そこにコラーゲンの分解を加速させる紫外線が加われば(Fisher et al., 2002)、20代でもあさい線があらわれます。
目もとの線は、どのタイプですか?
同じ目もとの線にも、形の違いがあります。診断の基準ではなく、鏡で確かめるための分け方です。乾燥じわは、水分が失われてできるあさい折り目で、うるおいでやわらぐと言われています。表情じわは、笑ったり目を細めたりするときにたたまれる場所にでき、20代ではたいてい、その表情をしたときだけ見えます。深いシワは、長年の紫外線とコラーゲンの減少によって無表情でも残るものです。無表情のときには見えないあさい線なら、まず保湿と紫外線対策をしてください。
20代の目もとの小じわは、どうケアすればいいですか?
まず、毎日紫外線をふせいでください。日焼け止め、日かげ、サングラスをあわせて使います。つぎに、目もとをしっかりうるおし、目をこすったり強く洗ったりしないでください。最後に、望むなら、レチノールを少量ずつ足します。レチノールを足すなら、目もとには低い濃度でゆっくり始めてください。80代の腕の皮ふにレチノールを塗った試験で、小じわが減りました(Kafi et al., 2007)。顔や目もとで測った結果ではありません。目もとの色素も気になるならクマが明るくならないのはなぜ? 茶クマ・青クマ・黒クマの見分け方を、いくら塗ってもつっぱるなら乾燥が続く理由をご覧ください。
まとめると、小じわは消すよりゆるめるもの
20代の小じわは、問題というより、合図です。目もとの皮ふは顔のなかでもっとも薄く(Chopra et al., 2015)、紫外線はコラーゲンの分解を早めます(Fisher et al., 2002)。まだあさいうちに紫外線をふせぎ、うるおいを足し、摩擦をゆるめれば、深くなっていく速度をゆるめられます。高価なアイクリームを探すより、毎日の紫外線対策と保湿を続け、目もとをこすらないでください。肌に無理やり変化を強いるのではなく、目もとが自分のキメを保てるように、そっと支える。私たちは、そう考えています。
今日の一歩
- 日中は目もとまで日焼け止めを塗ってください。 紫外線はコラーゲンの分解を早めます(Fisher et al., 2002)。明日の朝、目もとまで塗れたかを鏡で確かめ、サングラスと日かげも足してください。塗ったあと目がしみたりヒリヒリしたりするなら、目もとには刺激の少ない処方に替えてください。
- 目もとがつっぱるたびに保湿剤を重ね、目をこすらないでください。 こする習慣がシワをつくるかは、試験で確かめられてはいません。夜ごとに目もとのつっぱりが軽くなったかを見てください。かゆみでついこすってしまうなら、皮ふ科を受診してください。
- レチノールを使うなら、目もとには低い濃度で、週3回までから始めてください。 週3回以下で小じわが減った試験はありますが、高齢者の腕の皮ふでの結果です(Kafi et al., 2007)。塗った翌日にヒリヒリや赤みがないかを見てください。赤みや皮むけが数日続くなら休み、無表情でも深い線が急に増えるなら、皮ふ科を受診してください。
よくある質問
参考文献
- Chopra K, et al. (2015). "A Comprehensive Examination of Topographic Thickness of Skin in the Human Face." Aesthetic Surgery Journal, 35(8), 1007–1013.
- Fisher GJ, et al. (2002). "Mechanisms of Photoaging and Chronological Skin Aging." Archives of Dermatology, 138(11), 1462–1470.
- Kafi R, et al. (2007). "Improvement of Naturally Aged Skin With Vitamin A (Retinol)." Archives of Dermatology, 143(5), 606–612.
この記事は一般的な情報提供を目的としており、医学的な診断・治療に代わるものではありません。