保湿・バリア機能
レーザー後の赤みは何日続く? 落ち着くまでの期間とケアの順番
レーザー後の赤みや熱感は、正常な回復のサインです。ノンアブレイティブは数日、アブレイティブ・フラクショナルは1〜2週間が目安。攻めの成分を休ませ、鎮静とうるおいで整え、紫外線を防ぎます。
レーザー後の赤みが落ち着くまでの期間は、レーザーの種類や出力によって変わるため、施術を受けたクリニックで案内された期間を目安にするのがいちばん確かです。赤みが落ち着くまでは酸やレチノールを休み、保湿と紫外線対策に集中してください。レーザー治療のあと、顔がかっと赤くなって熱をもつと、何かうまくいかなかったのではないか、早く鎮めなければ、と思ってしまいがちです。鏡の中の赤くほてった顔を見つめながら、これが普通なのか、いつまで続くのか。わからないままでいるのは、落ち着かないものです。
レーザーのあと、なぜ肌は赤くなるのでしょうか
レーザーは、肌の入れ替わりを促すために、あえて微細な傷をつくる施術です。その傷が治っていく過程で血流が集まり、炎症反応が働くとされています。それが赤みや熱感として表れます。レーザー後の赤みや熱感は、傷が治っていく正常な回復の過程です。肌が壊れているサインと考える必要はありません。ただし、そこに刺激が重なると回復に時間がかかったり、色素が残ったりすることがあります。だからこそ、この時期のケアの仕方が仕上がりを左右します。
赤みは何日くらい続くのでしょうか
レーザーの種類や出力によります。同じ施術でも、出力や照射回数によって回復の経過は変わります。ですから、赤みが残る期間には個人差があります。施術を受けたクリニックで案内された期間を目安にし、それより長引くときや、だんだん悪化するときは、クリニックに相談してください。フラクショナルレーザーの副作用は軽いものから長引くものまでさまざまで、従来の剥離型レーザーより少ないものの、重い合併症が起こることもあります(Metelitsa & Alster, 2010)。
赤みが引くまでのあいだ、どうケアすればいいのでしょうか
まず、刺激を止めてください。高濃度のビタミンCやAHA・BHAといった酸、レチノール、スクラブは、回復するまでお休みしてください。次に、セラミドやパンテノール(保湿成分)のような穏やかな成分の保湿剤で、薄くなったところを満たしてください。そして、紫外線を徹底して防いでください。回復途中の肌に紫外線が当たると、色素が残りやすくなります(Davis & Callender, 2010)。かさぶたや皮むけは無理に取らず、自然に落ちるのを待ってください。
肌のバリアが満ちるまでにどれくらいかかるのかはバリア機能の回復にかかる本当の期間を、鎮静と立て直しを助ける成分についてはパンテノールとナイアシンアミドによるバリアの回復をご覧ください。ツボクサ(センテラ)が赤みを落ち着かせるしくみについては、ツボクサが赤みを鎮めるしくみをご覧ください。
まとめると、レーザー後の赤みは急いで消さなくていい
レーザー後の赤みは、傷が治っていくあいだに起きる反応で、落ち着くまでの期間はレーザーの種類や出力によって変わります。早く引かせようと新しい成分を重ねるほど、治りかけの表面はまた揺らぐことがあります。赤みを早く消そうと新しい成分を足さず、保湿と紫外線対策で待ってください。赤みが案内された期間より長引くとき、浸出液や水ぶくれが出たときは、自分で判断せず、施術を受けたクリニックに相談してください。
今日の一歩
- 酸・レチノール・スクラブは、回復するまでお休みしてください。休むことの効果を試験で確かめたわけではありませんが、治りかけの肌に刺激を重ねると回復が長引くことがあります。施術を受けたクリニックで案内された期間までは、赤みを失敗と考えないでください。その期間を過ぎても変わらない、またはだんだん悪くなるなら、施術を受けたクリニックに相談してください。
- セラミドとパンテノールを軸にした穏やかな保湿剤で、薄くなったバリアを満たしてください。レーザー後にこの保湿剤を試験で確かめたわけではありません。朝の洗顔直後の熱っぽさが日ごとに軽くなっているかを見てください。浸出液や水ぶくれが出たら、施術を受けたクリニックに相談してください。
- 日中は回復が終わるまで毎日、紫外線対策をしてください。回復途中の肌に紫外線が当たると、色素が残りやすくなります(Davis & Callender, 2010)。この時期に残った色素は、赤みより長く残ります。赤みが引いたあとに茶色いしみが残るなら、施術を受けたクリニックに相談してください。
よくある質問
参考文献
- Metelitsa AI, Alster TS. (2010). "Fractionated Laser Skin Resurfacing Treatment Complications: A Review." Dermatologic Surgery, 36(3), 299–306.
- Davis EC, Callender VD. (2010). "Postinflammatory hyperpigmentation: a review of the epidemiology, clinical features, and treatment options in skin of color." Journal of Clinical and Aesthetic Dermatology, 3(7), 20–31.
この記事は一般的な情報提供を目的としており、医学的な診断・治療に代わるものではありません。